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  • 執筆者の写真OVAL JAPAN

OVALer Interview⑤:Yunju Kimさん

Interviewee:Yunju Kim(以下:ゆな)
Interviewer,文責:莊遥菜(以下:莊)

名前:Yunju Kim
局:FR局
大学・学部:中央大学 法学部3年





莊:インタビューに協力してくれてありがとう。早速だけどインタビューを始めます!


ゆなは韓国出身で現在FR局に所属して活動していると思うんだけど、まずは、OVAL JAPANに入ったきっかけを教えてください!


ゆな:私は同じ属性の人が集まったコミュニティに入りたくて入会を希望してた!具体的には外国人としての悩みを理解してくれる人だったり、さまざまなバックグラウンドを持った人たちと関わりたかったということかな。

  今も解決できてない悩みの一つではあるんだけど、留学にきてから私はキムユンジュという一つの人格ではなくて、「外国人」だったり「留学生」という枠にはめられることが多かったんだよね。例えば企業の面接でもキャリアプランについて熱く語った後、面接官から最初に言われた言葉が「日本語お上手ですね」であったりもして(笑)。

 だから留学生と帰国子女だったり、国際交流に興味がある人たちが集まっている団体に入れば、抽象的だけどみんな私のことを素直に受け入れてくれると思った。実際そうだし入ってすごく満足してる!


莊:なるほど。ちなみに自分らしく過ごせているなと感じたエピソードとかはある?


ゆな:わかりやすく言うとKーPOPとドラマ以外の話題で真剣な会話ができた時かな(笑)。

 もちろんアイドルとかドラマで韓国に興味を持って私に接してくれるのはありがたいけど、私を韓国人というグループの一員ではなくて一人の人間として接してほ


しかったんだよね。例えば自分の意見を示した時にも、「韓国人はやっぱりそう思ってるんだ」ではなくて、単純に私がどういう考えを持っている人なのかについて認識してほしかった。

 OVALは元々国際色豊かな環境でもあるし、自分がマイノリティになった経験がある人もたくさんいるからみんなそういう接し方ができてるんじゃないかなと勝手に思ってる。


莊:うんうん。確かにOVALは国際色が豊かだからこそ、対話できる関係性や雰囲気があると思うし、反対にくだらない話とかもできているという面はあるかもね。

私自身、PD局長としてOVALで活動する中で、広報だけじゃなく貴重な経験ができているなと感じているんだけど、ゆながOVALやFR局の活動の中で成長できたなって思うことを教えてほしい!


ゆな:個人的には組織の一員として何かを分析できるようになったというところが一番の成長だったと感じる。というのも、今まで社会問題の解決に取り組んだり、ビジネスプランを立案したりしたことはあったけど、それって外部の人としての分析に過ぎなかったんだよね。

 だけどFR局で「OVALのどんな部分を強みとして伝えるべきか」であったり、「OVALが協賛企業に提供できる価値には何があるか」などと内部での目線で組織を分析することができたのはやはり貴重な経験だったと思ってる。自分が属している環境をきちんと分析できる姿勢があるからこそ、外部の問題に対しても当事者意識を持った取り組みができたりもするしね。

 これからはもっと洗練された分析力を自分の強みにして、自団体だけじゃなくてさまざまな分野での問題解決に貢献したいね。


莊:ずばり、ゆなにとってOVALとは?


ゆな:居心地よくいられる場所かな。志望動機でも言ってた通り自分と育った環境が似てる人が多く集まっていたり、異文化に理解度の高い学生が多いから気使うことなく過ごしてる!

 実は人種差別に対するトラウマがずっとあって、「自分が思う韓国人ぽいところを日本人ぽくしよう」としているうちに激しく自己規制をしたり、自らステレオタ

イプを量産してたんだよね。だけどOVALに入ってからは「異文化は尊重しつつ、自分は自分らしく生きればいいんだ」というのを感じた。こういう息抜きができたことはきっと今のOVALerがそういう環境を作ってくれたおかげだし、すごく感謝してる。

今年の春新歓でまた新しくOVALerが入ってくれたことを機に、自分もそういった価値を提供できるように頑張りたいね。


莊:だね。いろいろな国籍やバックグラウンドを持つメンバーが集まるOVALだからこそ、そういう価値を大事にしていきたいよね。ゆなは去年(2022年)の秋にOVALに加入して半年以上経つと思うんだけど、何かOVALの活動の中で思い出に残っていることとか、実際に入ってみて変化したOVALへの印象はある?


ゆな:大会の実行委員会として、局長と局員がそれぞれ自分の役割にプライドを持って真剣に取り組んでいるという印象が強かった。

特に印象深かったのは合宿での話し合いだったかな。大会の参加者に対して自分たちはどんな価値が提供できるか、その実現のため早速取るべき行動は何か真剣に話しながらみんなの想いが伝わってきてた。

同じ思いを持っている仲間たちが自分を支えてくれてるという信頼があったからこそ、IBCという大規模なイベントが20年以上続けられたんじゃないかな。


莊:チームの仲間が同じくらいの熱量で同じ思いや目標を共有していることは本当に大事だよね。私たち23代はもう秋で引退だけど、最後に残りのOVAL活動期間での目標を聞かせてほしい!


ゆな:短期目標としてはIBCを無事に開催することで、長期目標としては東アジアの問題解決に寄与することかな。

 OVALって元々ビジネスという手段を用いて日中韓の協力関係を築くために設立されたと私は理解してて、それはOVALの人だけじゃなくてIBCの参加者も宿命としてその実現を目指してほしいと思ってる。そして今回その実現の手段になるのがIBCの開催だね。ここまで総務と各局がどれだけ努力してきたかわかってるし、参加者たちにも大事な経験を提供したいから無事に開催できるようにしたいね。

 この二つの目標を心に刻んで、IBCの開催に向けて頑張っていきます!


莊:インタビューに協力してくれてありがとう!

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